これで便秘はおさらば！6年ぶりにアップデート！食事や運動で治らない！？　快便編

食事や運動では治らない!?　シン･便秘タイプとは？

そもそも便秘とは、直腸より前の部分に問題がある場合が多い。なので食物繊維を取ることで、直腸まで便を運びやすくしている。ことが一般的なのですが、近年「運動や食事」など、従来の対策では効果がでにくい新たな便秘のタイプが注目されていますそれ。
それが「便意の消失」による便秘です。

2020年に行われた大規模インターネット調査によると、便秘患者の57.4%が便意を消失していることが判明しました。

普段から「トイレに行きたい」という感覚が少ない方は要注意です。

「○○の消失」が便秘を引き起こす！？

便が出口までいるのに、なぜか便秘の人がいる！！出そうででない～～。
今注目される便秘の原因は便意の消失
２人に1人が便意がない事がわかった。問題は何故便意がなくなってしまうのか？
その大きな理由が我慢。　ダメ！！便意の我慢！！

では人体にはどのように起こっているのか？？
便が直緒に溜まる→便が来たことに気づいたのは直腸センサー君
↓
直腸センサー君『おーい、便が溜まってきたよ～』
その通知を受け取った脳がトイレに行きたい！トイレに行きたくなってきた！
トイレに行って便が出てスッキリした～😊となりますが…。

ところが…
いつでもトイレに行けるわけではない、寝坊してバタバタ😓仕事中などで我慢。
ここはトイレを我慢…
直腸の中では、便が直腸に溜まってきた。
直腸センサー君『お～い！便がたまってきたよ～』
直腸センサー君のお知らせを無視してしまうと…。
直腸センサー君『お知らせしても、無駄なのかな？？だったらもういいか』
直腸センサー君は通知を脳に送るのを辞めてしまう…。

すると…
便に変化が！
直腸に長く滞在すると、水分が吸収されてカチカチの便に！！！
更に恐ろしい事が…！！
我慢することが何度も続くと、便が溜まっているのか？いないのか？
よくわからない…という事になります…。
直腸センサー君の感度が低下してしまう。これが便意の消失してる状態です。

解説
人間の体は、便が肛門付近まで運ばれてくると直腸のセンサーによって便意を感じることができます。しかし、便意を我慢をしていると、せっかく出口付近まで運ばれた便の水分が吸収され、カチカチの便になってしまいます。さらにそのまま放置し続けてしまうと、便意を感じるセンサーが低下し、便意が消失してしまうと考えられているんだとか。一度便意を失ってしまうと、出口付近まで便が来ていても、気がつかず便秘になってしまいます（※便意センサーの低下は老化などの原因もあります）。

便秘治療で注目される“便意”

子どもも便意の低下に注意！
便意の低下に気をつけてたいのは、大人ばかりではなく子供も同じ。小児便秘が専門の医師によると､トイレットトレーニングを開始する2～3歳以降の子どもが便秘になる原因の多くが｢我慢｣だと言います。
さらに子どもの場合、便秘をそのままにしておくと腸の形が変化してしまうことも！

便意が生活の質まで左右する！？

便意の有無によって、排便の満足度や生活の質にまで影響を及ぼすことが最新の研究によって明らかに。そのため、便意を守ることや便意を回復させる治療がいま医療界で注目を浴びています。
便意を改善して満足度をあげていくこと。

自宅で出来るシン・便秘対策

「便意がなくてもトイレに行く効果」は
①便意に意識を向けることで小さな便意でも気がつくことができる。
②気づかぬ間に直腸にたまった便を排出することができる。

腸が動くチャンスタイム
胃に物が入る事が引き金になり腸が動く。
朝ご飯の後は起こりやすいと言われているチャンスタイム！！
朝ご飯を食べられない場合は？？
もう、1つのおすすめはリラックスタイム
リラックスすることで、腸を動かす副交感神経が優位になる
可能な限り朝ご飯を食べてもらう。
食事の後30分後又は、リラックスタイムで便意が無くてもトイレに行くことを実践。

決まった時間にトイレに行こう！
① 毎日、朝と夜の1日2回便意が無くてもトイレに行ってみる。３分が目安。
② タイミングは、朝食後や夕食後など食事の30分後がねらい目｡｢胃-結腸反射｣と呼ば　　　　　　れる反射によって、胃に物が入ることで腸が大きく動くとされています。
もし朝ごはんが食べられない場合は、夜のリラックスタイムでもＯＫ。
③ 排便がなくても２週間は続けてみてください。
【注意】血圧の上昇やじの危険性があるため、息みすぎは禁物！！
軽く息む程度で、トイレ時間は3分程度を目安にしてください。
週３回以上の排便があれば全くの正常です。

子どもの場合は、強く息ませてOK。直腸に便をためないことが重要です。

市販薬は注意して使う

便秘解消のために、さまざまな市販薬が売られていますが「刺激性便秘薬」（センナ・ダイオウ・ピサコジルなどを含む）は、旅行の時など短期間での使用がおすすめとのことです。長く服用してしまうと胃が真っ黒くなってしまい、腸の細胞がダメージを受けてしまうそうです。
刺激性便秘薬の使いすぎで腸の機能が低下してしまう恐れもあるとのこと。
用法用量を正しく守って使ってくださいとのことです。

まとめ

安易に便秘薬に頼らず、キウイやグアーガム分解物などを採ってみましょう。
なお、便意の低下は老化などの原因もあります。
今回の便秘新対策で、なかなか改善が見られない場合には、消化器内科・便秘専門外来など医療機関の受診をおすすめするということでした。
この記事では、『トリセツショー』で紹介された便秘の新対策・快便法についてまとめました。まずはトイレに行く習慣を設けることが必要で、出なくても気にしないことがポイントのようです。
身体はとても頭がよくって私たちが思っている以上にちゃんと調節してくれたりしているだなと感じました。やっぱり我慢って良くないなってことがよくわかりました。