アロマ

黒文字【クロモジ】アロマ

黒文字【クロモジ】アロマ

クロモジとは?
植物の名前は一部を除いて「カタカナガキ」することになっています。「クロモジ」は漢字で書くと「黒文字」と書きます。比較的若い枝は、基本的には緑色をしておりますが、この枝に菌の一種が付着し、それが文字を書いた様に無く見えるところからこの名前があります
クロモジは、やや湿り気が多く、陽がチラチラさす、少し明るい森の中に生えます。よく間伐等手入れをされた「スギ林」も好みのようです。あまり大きな木にはならず、せいぜい高さ3~4m位、幹の太さは4~5cm程度です。
雌雄異株で、花は早春、黄色い花がいくつも集まって咲きます。雌木には、秋、黒く光った 5mm位の丸い実を着けます。
飛騨の山は急峻です。クロモジを探しに山々を藪こぎしながら歩きまわっていた頃、足を滑らせて、無意識に近くにあるクロモジの枝を掴み、難を逃れたことが何度もありました。

~世界的な香りの救世主~

クロモジは深い森の奥から精霊が運んで来たとでもいいたくなる奥行きのある香りです。
最初は、森の爽やかな感じもしますが、そのうちに甘みがかったフローラルな香りが加わります。
花でもないのにこの甘みがかったフローラルな香りがするのは、かつて一世を風靡したシヤネル No.5に含まれていて、クロモジの組成成分の5 0%以上を占めている「リナロール」が大きな要因です。この「リナロール」は、気分を落ち着かせるリラックス効果と人間の免疫力を高める効果があると言われています。
リナロールを多く含む植物としてはバラの花とローズウッドが有名ですが、バラの精油は非常に希少で高価なものですし、一方、ローズウッドはワシントン条約で絶滅危惧種に認定されているため伐採及び輸出入の厳しい制限がある植物です。
そんな中、リナロールを50%以上も含むクロモジは、リナロールの成分率がラベンダーよりも多く、世界的にみてもきわめて貴重であり、香りの救世主のような植物です。

〜成分について〜

成分表からお解りになるように、リナロールを主成分にして、他の成分も色々含まれており、モノテルペン炭化水素のa-ピネンやβ-ピネンそれにカンフェンもあり、クロモンは時に気分転換作用もあります。また、今だ解明されていない成分も含まれています。

〜使い方について〜

何と言っても、お茶の席で爪楊枝として使われていた伝統からもうかがえるようにクロモジに含まれるリナロールの精神を安定させる機能に注目しましょう。
トリートメントの場合は、キャリアオイルで適切に希釈したクロモジの精油を、強く押したり揉んだりするのではなく、成分が体内にしみ込むような感じで、むしろ丁寧にトリートメントしてください。ラベンダーと同じく交感神経と副交感神経のバランスを整え、精神的ストレスを取り除くという目的を忘れないように。自律神金をどとのえるまた、芳香にも適しており、クロモジの香りを生活に取り入れるだけで、リラックスした生活が送れ、時に快眠も誘導され、その結果、ご自身の免疫力の強化に結びついていく。

期待できる効果・効能 心への作用

クロモジ精油はローズウッドと同様リナロールが主成分となっており、そのほかゲラニオール、カルボン、リモネン、α-ピネンなどを含んでいます。リナロールは優れた鎮静・抗不安作用を持ちますし、ゲラニオールには抗うつ作用があるとされています。
これらの成分が複合することで、クロモジの香りはストレスや孤独・悲しみ・不安などによって疲れてしまった心を癒しす働きがあると考えられています。イライラなど興奮状態の時には気持ちを落ち着けてくれるでしょう。リラックス効果に非常に優れていることから、神経疲労の回復や安眠などにも用いられています。

期待できる効果・効能 体への作用

クロモジ精油は血行を促進し体を温める作用があると考えられ、冷え性・肩こり・腰痛・神経痛・リウマチ・関節痛などの緩和改善に用いられます。精神面への働きかけに優れていることから、ストレス性の不調・自律神経の乱れの緩和(副交感神経の活性化)などにも役立ってくれるでしょう。
また抗菌・抗ウィルス作用や免疫力を高める働きがあるとされており、体を温める働きと合わせて風邪やインフルエンザ予防にも有効的とされています。鎮咳・粘液溶解・抗喘息作用などがあるとも言われていますので、呼吸器系の不調にも改善効果が期待できます。

相性の良い香り

木系の香りと相性がよく、ハーブ系・柑橘系の香りとも比較的合わせやすいでしょう。
[クロモジのブレンド例]

  • リラックス・安眠に→ヒノキ、ベルガモット、ラベンダー
  • 不安や悲しみへの癒しに→ホーリーフ、フランキンセンス
  • 冷え・冷え性の緩和に→レモン、ジュニパー、ベチバー
  • 風邪予防・ケア→アンジェリカ、ティートリー、ローレル

〜日常での使い方〜

クロモジの芳香液を「森のディフューザー」などで香らせたり、「香りのカード」「リフレッシュスプレー」を使い、リラックスしたい時、仕事が終わったときに香りを楽しみます。また、クロモジの「入浴剤」やクロモジのシャンプー、コンディショナー、ボディーソープを使っていただくと、睡眠障害が改善された、との事例も報告されています。

Yuicaの製品について 私が何故Yuicaの製品が好きな理由

Yuicaは岐阜県飛騨高山の場所で製造販売しており、
Yuicaの精油は全て水蒸気で取られています。
薬剤での抽出はしておりませんので安心・安全です。
オイルトリートメントの中に入れるエッセンシャルオイルとして使用しております。
柑橘類は水蒸気蒸留法で採取されているので光毒性がございません。

光毒性とは??

精油成分の1部には、日光などの強い紫外線に反応することによって、
皮膚に炎症を起こすなどの毒性を示すものがあり、これを光毒性と呼んでいます。
光毒性をもつ可能性のある精油を日中に使用する場合は注意が必要です。

光毒性に注意が必要な精油の例

・グレープフルー[光毒性を持つフロクマリン類が含まれているので注意]
・ベルガモット[フロクマリン類のベルガプテンが含まれており光毒性に注意]
ベルガモットFCF(フロクマリンフリー)として販売されている物は光毒性はありません。
・レモン[精油成分にフロクマリン類が含まれており、光毒性に注意]
オレンジ・スイートに限り光毒性がない(圧搾法ですがリモネン90%以上なのでない)
・オレンジビターは光毒性の可能性がある。圧搾法な物は調べる必要がある。
※柑橘類では採取方法で変化があることがございます。

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