アロマ

必ず知っておくべき、アロマの注意点6つ

必ず知っておくべき、アロマの注意点

アロマを始める前に必ず知っておくべき6つのこと
アロマを安全楽しむために必ず知っておくべき大切な注意点についてお伝えしたいと思います。
精油は植物から採れる天然のものなので、安全だと思いがちですが、実はそうではありません。
植物に含まれる時よりも成分は何十倍、種類によっては何百倍にも濃縮されているため、
精油の作用はとてもパワフルです。

使い方を間違えると効果が得られないばかりか、
思わぬトラブルを引き起こしてしまう事もあるので、精油の正しい知識や使い方を身に着けておくのがとても大切です。
今回はアロマテラピーを安全に楽しむために、
必ず知っておくべき注意点を6つ紹介します。
どれも非常に大切なことなので、アロマを生活に取り入れてみたいと考えている方は
最後まで読んでいただけると幸いです。

アロマを安全に楽しむための大切な注意点「その1」

まず1つ目の注意点は「品質の確かな精油を使う」という事です。
大前提として、アロマテラピーに使う事ができるのは、植物から得られる100%天然&純粋な精油(エッセンシャルオイル)です。
100円ショップで販売されている合成のアロマオイルは、あくまで香りを嗅いで楽しむためのものであって、
肌に触れる使い方や心身の効能はあまり期待できません。
アロマを焚いていたら気分が悪くなった。
肌が赤くなってしまったといった、
アロマセラピーのトラブルの多くは、
本物ではない精油や品質の悪い精油、
劣化している精油を使ったことによるものがほとんどです。
アロマセラピーを安全かつ楽しむためにも、
必ず品質の確かな精油を使いましょう。

アロマを安全に楽しむための大切な注意点「その2」

「肌に使う場合は必ず薄める」
品質の確かな精油は香りを嗅ぐだけではなく、
お風呂やマッサージなど肌に触れる使い方も出来る。
ただし、精油は植物の香り成分が高濃度にの凝縮されたもので、原液のままでは刺激が強すぎます。

肌に使う場合は原則として、植物油で希釈(つまり薄めて)して使うのがルールです。
希釈濃度は1%以下が目安=精油1滴(約0.05ml)に対して植物油5ml
これは目安あるので、使う精油の種類や使い方によっても多少変わってきます。
特に顔に使う場合(デリケートな場所)や敏感肌の方は、更に薄めて濃度を(0.5%以下)に心がけましょう。

精油は水に溶けないので、お風呂に入れる時は
そのままお湯の中に精油を垂らすのはNGです。
精油の原液が肌に触れて、肌がチクチクしたり、赤くなったり、トラブルが起こる場合があります。

必ず植物油(大さじ1杯程度)などに混ぜて使いましょう。
※乳化剤(手作りコスメ用など)を使うとより安心です。

精油との相性は人それぞれです。
体質や体調によっては肌に合わなかったり、
アレルギーを起こすしてしまう事もあります。
初めて精油を使う場合は、あらかじめ簡単なパッチテストをした方が安心です。
特に敏感肌やアレルギー体質の方は必ずパッチテストを行って異常がない事を確認する。

【簡単なパッチテストの方法】
腕の内側に希釈した精油を綿棒で塗り、30分程度様子をみる。
異常があれば、使うのは控えるようにする。

アロマを安全に楽しむための大切な注意点「その3」

肌に使う場合は「光毒性と皮膚刺激に注意する」
精油には私たちにとって有益な作用がたくさんありますが、マイナスの作用も少なからずあります。

1つ目は…光毒性です。
精油成分の1部には、肌についた状態で紫外線にあたると、皮膚に刺激を与える「光毒性」という作用を持つものがあります。

光毒性に注意が必要な精油
・ベルガモット
・グレープフルーツ
・レモン
・ライム など
柑橘の皮から圧搾法で抽出された精油に多い
※オレンジスイート、ユズ、マンダリンには光毒性がない、あるいは非常に弱いと考えらています。
これらの精油を肌に使う場合は、外出前は外出中など、日光に当た部分を避けるか、
光毒性を持つ「フロクマリン」という成分を除去したタイプの精油を使いましょう。
「フロクマリンフリー(FCF)」という名称で販売されています。
※ベルガルガプテンフリーと呼ばれることも

2つ目は…皮膚刺激です。
精油成分の1部には、肌に刺激を与えるものがあり、高濃度で使うとかぶれや肌荒れの原因となる場合もあります。

皮膚刺激に注意が必要な精油
・柑橘系
・スパイス系
・レモングラス
・ペパーミント
・ユーカリ など
これらの精油を肌に使う場合は一般的な希釈濃度よりも、低めの濃度(0.5%以下)に希釈しましょう。

光毒性や皮膚刺激という言葉を聞くと怖いイメージがありますが、正しく使えば怖いものではありません。
使い方や適切な濃度を守るようにしましょう。

アロマを安全に楽しむための大切な注意点「その4」

「精油は絶対に飲まない」
主に海外では専門家の指導の元、精油を内服するケースもありますが、これは例外的な方法です。
精油はたった1滴であったとしても、作用が強力なものや毒性を示すものもあります。
自分の判断で飲むことは、非常に危険な行為なので、絶対にやめましょう。

香りを嗅いだり、マッサージなどで使うといった方法でも、精油は十分に効果的に心身に働きかけてくれます。

「飲めるアロマ」には要注意
「飲めるアロマ」とうたって精油の飲用を進めている方もいますが、かなりハイリスクなので鵜呑みにしないようにしましょう。

アロマを安全に楽しむための大切な注意点「その5」

「小さな子供、妊娠中、持病がある方には慎重に使う」
誰ても楽しめるアロマセラピーですが、中には精油の使用に注意が必要は方もいます。
まずは、子供です。
成長過程の子供は嗅覚が大人よりも鋭く、外からの影響を受けやすい時期です。
原則として3歳未満の乳幼児には芳香浴だけにする
【芳香浴】
アロマディフューザーなどを使って、精油を拡散させて香りを楽しむ方法

お風呂やマッサージなど肌に触れるような使い方は避ける。
芳香浴でも香りは控えめにしましょう。
また、3歳以上の子供でも精油の使用量は大人の10分の1倍程度から始め、
多くても2分の1程度にしましょう。

妊娠中や授乳中の方、持病のある方、高齢者は精油を控えた方がよい精油があります。
芳香浴以外でアロマセラピーを楽しむ場合は特に注意を払う必要がある。
事前に医師と相談して行いましょう。

アロマを安全に楽しむための大切な注意点「その6」

「精油は冷暗所で保管して早めに使い切る」
精油は天然ものだけにとてもデリケートで保管方法にもルールがあります。
特に精油は、光、熱、酸素などの影響を受けやすく、成分が劣化しやすいという特徴があります。
その為、精油の品質を保つためにも、使った後はキャップをしっかり閉めて
冷暗所に立てた状態で保管することが大切です。

直射日光が当たる窓辺や湿気の多いバスルームに置くのは厳禁です。
直ぐに劣化して香りや効能が台無しになってしまいます。

また、精油には引火性がある為、キッチンなどの火気の近くは避け、子供やペットの手の届かない場所に保管しましょう。

精油の保存期間は保存状態にもよりますが、通常開封後、約1年が目安です。
ただし、柑橘系の精油は劣化が早いため、
開封したら半年を目安に使い切るようにしましょう。

おさらい

これらのポイントをしっかり押さえて、
アロマセラピーを安全かつ効果的に楽しみましょう。

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