最初にそろえたい万能なアロマ5つ【初心者向け】
アロマセラピーを始める時は天然のアロマオイルです。
正しくは、精油(エッセンシャルオイル)です。
この精油にはたくさんの種類があります。
どれを選んでいいのか?わからないという方も多いと思います。
そこで今回は100種類以上ある精油の中から、
まずは、これだけそろえればOKというベーシックなアロマを5種類
お伝えしたいと思います。
特に日常生活で使いやすいものや香りが親しみやすい物をピックアップしてみました。
せっかく購入するのであれば、効能も香りも
満足できるものを選びたいという初心者の方に、
ぜひ最後までみていただけたらと思います。
まず特に初心者の方にオススメしたい精油は…
・ラベンダー
・オレンジスイート
・ユーカリ
・ヒノキ
・ゼラニウム
の5種類です。順番に解説していきます。
ラベンダー
【相性の良い精油】
どの精油とも相性がいい。
オレンジ・スイート、カモミール、クラリセージ、ジャスミン、ゼラニウム、レモン、ローズマリー
【主な作用】
鎮静、鎮痛、抗痙攣、抗炎症、抗ウイルス、抗菌、抗真菌、抗うつ、自律神経調整、血圧降下、免疫・神経強壮・瘢痕形成、細胞成長促進
ラベンダーはアロマセラピーの代名詞と言われる香りで、
リラックス効果を始め、精神的にも肉体的にもたくさんの効能が期待できる万能精油です。
特に、心身の緊張を緩めるのが得意な精油で、
自律神経を整える働きや睡眠の質を高める効果が研究でもわかっている。
痛みや炎症を和らげる作用あり、
ニキビや肌荒れ、軽い火傷、肩こり、生理痛など、
日常生活に起こるちょっとしたトラブルにも役立ちます。
品質の確かな精油は香りを嗅いで楽しむだけではなく、
植物油などに希釈して肌に塗って使うことも出来ます。
個人的にはリラックスの為に使うのもいいのですが、
肌や身体の悩みが気になる時に外用やスキンケアに使うのもいいのではないでしょうか。
心と体の両方に働きかけてくれるので、私たちの健康や美容をサポートしてくれます。
中でも、ラベンダーは作用も穏やかで適切に使えば、子供や高齢者にも安心して使う事が出来ます。
購入する際のポイントですが、ラベンダーと一口に言ってもたくさんの種類があります。
一般的にラベンダーの精油というのは「ラベンダー」=「真正ラベンダー」の事をさし、
数あるラベンダーの中でも特にリラックス効果が高く刺激が少ないのが特徴です。
※トゥルーラベンダー、ファインラベンダー、ラベンダー・アングスティフォリアと呼ばれることもある
他に、スパイクラベンダーやラバンジンという種類もありますが、
中には子供や妊娠中の方持病のある方への注意が必要な物もあるので購入する際には、
植物の学名を確認するようにしましょう。
※ラベルやパッケージに必ず表記されています。
お店で購入されるときはお店の方に聞くのもありだと思います。
本当に広い効能が期待でき、刺激も少ないので、まず1つは揃えたい
レスキューアロマのひとつです。
もしかしたら、意外とラベンダーの香りは苦手な方もいらっしゃるかもです。
オレンジスイート
【相性の良い精油】
イランイラン、サイプレス、シナモン、リーフ、ジャスミン、ジュニパーベリー、ラベンダー、レモン、ローズ
【主な作用】
抗うつ、精神高揚、鎮静、健胃、消化促進、鎮痛、抗菌、抗ウィルス、鎮痙
ラベンダーの苦手な方でも、抵抗感なく使えるのがオレンジスイートの精油です。
オレンジの皮をむいたような、フレッシュで甘い香りは子供から大人まで誰からも愛されてい、万人に向く精油です。
柑橘系の精油はたくさん種類がありますが、中でもオレンジスイートの精油は、
リラックスと安眠を誘ってれる香りで、ストレスや緊張を感じる時や、眠れない時に役立ちます。
食べ物でも、馴染みのある香りなので、香りを嗅ぐだけでもホッとした安心感が得られる精油です。
また、オレンジスイートの精油は生産量が多いので、手ごろな価格で買いやすいのも魅力です。
柑橘系の精油は劣化しやすいので、少量をこまめに購入することをオススメします。
香りが揮発しやすいので、香りのもちを良くしたい時には、
フローラル系やウッディ系の香りとブレンドすると香りが長持ちします。
特に子供にも好まれる香りなので、お子様がいるご家庭にオススメです。
ユーカリ
【相性の良い精油】
コリアンダー、ジュニパーベリー、タイム、パインニードル、ベンゾイン、メリッサ、ラベンダー、レモン
【主な作用】
抗ウイルス、抗菌、抗真菌、鎮咳、粘液溶解、抗カタル、去痰、利尿、免疫、神経強壮、頭脳明晰化
ユーカリは古くからオーストラリアの先住民が万能薬として、使ってきた植物です。
ユーカリには数百の種類がありますが、精油が採れるのは、ほんの1部で最も一般的なのは、「ユーカリ・グロブルス」が代表品種です。
グロブルスの特徴としては、強い殺菌作用があり、風邪やインフルエンザ、花粉症などの、鼻や喉のトラブルに特に力を発揮してくれます。
鼻に抜けるような爽やかな香りは、気分をリフレッシュしたい時や集中力を高めたい時にも役立ちます。
ご紹介したユーカリの精油「ユーカリ・ラディアータ」は「グロブルス」と同じ様な働きが期待できます。「ラディアータ」の方が香りや作用がより穏やかなので、強い香りが苦手な方や子供や高齢者にも比較的安心して使う事が出来ます。
「グロブルス」「ユーカリ・ラディアータ」共に免疫力を高める働きも期待できます。
なので、健康管理のアロマとして、まず最初にそろえておくと重宝する精油です。
たくさんある精油の中でも、特にシャープな香りが特徴なので、
爽やかな香りやスッキリとした香りが好きな方にオススメです。
ヒノキ
【相性の良い精油】
ユズ、ベルガモット、サイプレス、ホーウッドなど柑橘系、樹木系の精油と相性が良いです。ラベンダーなどのハーブ系と相性がいいのでブレンドにおすすめです。同じウッディ系のホーリーフやヒバとも調和します。
また、針葉樹の香りは男性的な印象が強いため、女性が使用する際はすこし甘めの香りとのブレンドがおすすめです。
【主な作用】
血行促進作用、むくみや冷え性の改善、筋肉痛や肩こり、腰痛の緩和、リラックス作用、入眠の促進、いびきの予防、抗炎症作用、日焼けやニキビ、お肌の乾燥の改善、抗菌・抗ウイルス作用、ダニやカビ、菌の繁殖の抑制、消臭効果、防虫効果
ヒノキの精油は、森林浴を思わせる香りで、心や神経を落ち着かせてくれます。また、循環促進作用により、浮腫みの緩和や予防にも効果的です。
ウッディ系の香りは癒しの効果が高く、気持ちを落ち着かせてくれるものが多い。
中でもヒノキの精油は日本人に馴染みのある香りで、
初心者の方でも使いやすいのがポイントです。
心も体も空気も浄化してくれるような、清々しい香りで、
リラックスにもリフレッシュにも使えることができ、
疲労回復や安眠の為にオススメの1本です。
更に、抗菌やダニよけの作用も認められているので消臭や防虫にも◎
私はコバエが予防にスプレーを作って、気分転換にもなるので、
掃除もでき幅広く活躍してくれるのでたくさん使い道があります。
常備したい精油になります。
ヒノキは香り持ちが良く、意外といろいろな精油と相性が良く、
少し香りが強く感じる場合は、ラベンダーやオレンジと合わせるのがオススメです。
香りがマイルドになって使いやすくなります。
参考までに
ヒノキの精油の様に日本の風土で育つ植物から採れる
精油は「和精油」と呼ばれていて、ここ最近人気が高まっています。
アロマセラピーは元々ヨーロッパ発祥なので、ラベンダーやローズマリーなど、
西洋由来の精油がメインです。
もしかしたら、どの香りを嗅いでいても違和感やシックリこない方もいらっしゃるかもです。
「和精油」にはヒノキの香り以外にもユズやスギなど
日本人にとって馴染み深い物がたくさんそろっています。
アロマに苦手意識がある方は、ヒノキの様な和精油も試してみて下さい。
どこか懐かしく感じる香りで、お家にいながら森林浴気分を味わえるのが魅力です。
ゼラニウム
【相性の良い精油】
クラリセージ、グレープフルーツ、サイプレス、サンダルウッド、シダーウッド、シトロネラ、ジャスミン、ジュニパーベリー、ネロリ、ベルガモット、ラベンダー
【主な作用】
皮脂分泌調整、収斂、細胞成長促進、抗菌、抗真菌、抗ウィルス、抗炎症、鎮静、女性ホルモン調整、うっ滞除去、肝臓強壮、利尿
ゼラニウムは葉から抽出される精油ですが、ローズと同じ成分を多く含んでいるため、
フローラルな甘さを含んだハーバルな香りが特徴的です。
ゼラニウムの精油は心と体の両面のバランスを取るのが非常に得意な精油です。
中でも注目されているのが、女性ホルモンのバランスを整える働きです。
実際にゼラニウムの精油の香りで、唾液中の女性ホルモンの濃度が優位にアップしたという
実験結果もあり、特にPMSや更年期障害などの女性特有のお悩みにも効果が期待できます。
皮脂のバランスを整える働きがあるとされ、乾燥肌にもオイリー肌にも使えるので、
スキンケアにも活躍してくれます。
手作りコスメにはこんな活用の仕方も出来ます。
化粧水やクレイパックはラベンダーと組み合わせるのが定番。
華やかな香りに包まれて気分もリラックスできます。
特に生理前は心地良さを感じる香りです。
ちなみにゼラニウムの精油は産地や栽培方法でも、香りの印象が違ってくるので、
実際に香りを嗅いで試してから購入すると失敗がありません。
やや甘い香りなので、好みが分かれることもありますが、
柑橘系やハーブ系の精油との相性がいいので、
精油のブレンドやフレグランス作りも楽しめる1本です。
特に女性からの人気が高い精油なので、優しい気分になりたい時に欠かせない1本です。
おさらい
精油の中でもこの5本は、いろんな用途で使えますし、
親しみやすいのが魅力です。
ただ、実際には香りは好みは、人それぞれで、
アロマを使う目的も様々で、
1番大切なのは、自分が好きな香りを選ぶことです。
苦手と感じる香りは、逆にストレスになる為、
アロマセラピーの癒しの力を最大限に得ることができません。
その時に心地いいと感じる香りが今のご自身が1番必要としている精油なので、
まずはアロマの専門店などに足を運んで、
実際に香りを試しながらお気に入りの1本を見つけてみてください。
アロマを使うのが初めての方はこちらの記事も一緒にご覧ください。アロマセラピーを安全に楽しむために必ず知っておきたいポイントを6つに絞って分かりやすく解説しています。
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