アロマ

意外と知らない!?アロマの出し方

意外と知らない!?アロマの出し方

皆様はアロマを使う時に、瓶を振って出していませんか?
これは実はやってはいけない事なんです…
何故、瓶を振ってはいけないのか?
理由は3つあります。

精油の瓶を振ってはいけない理由

①正しい滴数を計れないから
瓶を振ってしまう事で正しい滴数を計れないから

②精油が飛び散って肌や服についたり、目に入ってしまう危険性があるから

③空気と触れやすくなって酸化を早めてしまうから
精油の瓶を激しく振ってしまうと、中身が空気を触れ合って酸化が進んでしまう。

もちろん、1回、2回振って出したらと言ってすぐにダメになる訳ではないです。
植物から得られる精油はとてもデリケートなものなので
扱い方を間違えるとどんどん酸化が進んでしまって、
せっかくの豊かな香りや効能が台無しになってしまいます。

アロマの安全に効果的に楽しむためにも、まずは
精油の正しい(垂らし方)をマスターしていきましょう。

正しい精油の出し方(滴下の仕方)

精油を1滴ずつ垂らせるために、ドロッパー(中栓)と呼ばれるものが付いています。
メイカーによって形状は異なりますが、大抵の場合は穴が2つ付いています。
真ん中から精油が出てくる穴、その横に空気を取り入れるための小さな穴があります。
精油を垂らす時は、まず空気穴が上になる様に持ちます。


そして、瓶を斜め下45度くらいに傾けます。
すると真ん中の穴から自然とオイルが落ちてきます。

ちなみに真ん中に空気穴があるドロッパーもあり、その場合は向きは関係ありません。
いずれにしても精油の瓶は振らずに、ゆっくり傾けて1滴ずつ出すというのが、
正しい精油の出し方です。

精油を使い終わったら、すぐに蓋をしっかりと閉めましょう。
精油は揮発性が高い(空気中に蒸発すること)
なので、蓋を開けっ放しにしておくと揮発が進んだり、
空気に触れて酸化を早めてしまうからです。

精油を上手に出すコツ、困った時の対処法

正しい精油の出し方をマスターしたところで、精油を上手に出すちょっとしたコツを伝授!皆様は精油が出すぎてしまったり、逆に精油が中々出てこないという経験はありませんか?
実は精油の落ちてくるスピードは精油の種類や残量によっても異なります。
例えば
オレンジやペパーミントなどの粘性の低い精油は、サラサラ落ちてきて、
逆に1滴だけ出すのが難しいくらいです。
そういった場合は空気穴を下向きにしてみましょう。
少し落ちてくるスピードが遅くなって、出しやすくなるかと思います。

ちなみに真ん中に空気穴が付いているタイプの精油は、
1滴でそうというタイミングで、くるっと手前に手首を回すと
わりと綺麗に出す事ができます。

一方でパチュリやサンダルウッド、ベチバーなど、ドロッとした粘性の高い精油や
残量が少ない時には中々出てこないということもあります。
精油が出にくい時には、手のひらで瓶を包み込んで温めると、
中の空気が膨張して精油が出やすくなります。
粘性の高い物は角度をつけて出すようにしてもOKです。

粘性の高い精油の例
パチュリ、シダーウッド、サンダルウッド、
ベチバー、ミルラ、ローズAbs、ジャスミンなど

粘性の高い精油は出てくるのに、時間がかかりますが辛抱強く気長に待ちましょう。

おさらい

瓶は振らずにゆっくりと傾けて1滴ずつ出す
使い終わったら、すぐに蓋をしめる

とてもシンプルなことですが、
精油の品質をキープするためにとても大切なことです。
早速今日から実践してみてください。
最初は上手くいかないと思いますが、慣れてくるとコツをつかんで、
上手に出せるようになります。

精油はいろいろなメイカーから販売されていますが、
このドロッパーの形状や品質というのは本当にまちまちです。
特に出しやすい精油のメイカーは
ニールズヤード、エンハーブ、フレーバーライフあたりです。
ドロッパーが使いづらいと、精油を使う時にちょっとしたストレスになるので
よかったら参考にしてみて下さい。

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