更年期について　③｜サロンアキ Salon Aki

更年期について
[東洋医学・中医学的な考え方からみたとき]

～プロローグ～
最近、更年期の方向けに何か出来る事があればと思い、
書籍などを読みあさって個人的にいいなと思ったところをお伝えしたいです。
東洋医学・中医学的な考え方と西洋医学的な考え方の両面からみていけばと思います。
私的にはココロの面では東洋医学・中医学的な考え方というのはココロの薬と言えますし、
西洋医学は体を整えるのには必要であると思います。
[頼り過ぎ、頼らなすぎの両極端にはなり過ぎは注意という事です]
なので両方がいい面を持っている事を知って欲しいです。

わたくし事ですが、子宮筋腫の手術をしました。
その時に筋腫を小さくするために生理を半年止めました。
私も更年期症状を経験したと思っております。
更年期と思われるようなことが私に出たのは・・・
集中力が続かない、間違えたりする、身体が鉛のようにおもだるい、
少しの運動や素早く動くだけで動悸がする、気候が涼しはずなのに汗がでる、
寝汗、背中が暑い[母が言っていたのはこのことか・・・]
最初は生理の煩わしさがなくていいと思いましたが、
たった半年ですがないと寂しく感じるものですね。
いかに女性ホルモンに守られていたのかと思うと生理が愛おしく思います。
私は手術後の生理が来るのを楽しみにしていたくらいです。
私の場合は一気に生理を止めたので身体がしんどかったのですので
やはり緩やかに更年期を迎える為にしたいですね。

「休むべき時」にきちんと身体を休ませる

更年期に限りませんが、身体の変動期を見てゆくのに、2年間というのが1つの単位
として考えられるのではないかと思います。
ある50代の男性は、毎日仕事中に激しい眠気に襲われて我慢できない状態になりました。
いくつもの病院で検査を受けたのですが、
ナルコレプシーでもなく「何の異常も見られない」という事でした。
その時丁度骨盤が拡がりきっていたので、あと1年半ほどで回復するのではないかという
予測を立てました。結果として丁度その頃に「何だか治ってしまった」
元来が骨盤の縮む力が強く、眠りも深く、覚醒度も高いタイプの方だったので、
激しい「体に出る状態」が出たと思われます。

標準的なパターンとしては

標準なパターンとしては、まず大体半年かけて骨盤が緩み切って、脱力感の「底」を打ち、
その後少しずつ力が出てくる。力が抜けて元気にが出ないという状態がさらに1年間くらい
続き、始まりから１年半くらいから少し元気が出てきて、2年を迎えるころには急速に力が
回復し勢いが出てくる。
この間特に不安定になるのが、最初に力が抜けて緩んでいく時にです。
それから、2年たって急速に勢いが出てくる時期。
このいずれかの時期に、何かの病気になる場合もあります。

更年期の変動が治まってから

更年期の変動が治まってからしばらくの間は、元気になるだけではなくて、
急にテンションが上がりやすくなります。興奮しやすく、
急に盛り上がったり、盛り下がったりする。
その時期がどのくらい長く続くかはその方によって違いますが、これは、
最初に骨盤が緩んだ時に上手く休むかどうかで決まってきます。
無理をすると、半端に拡がったまま固まってしまう。
2年どころではなく、ずっと長い期間、調子が悪いという方もいますが、よく休まなかったせいです。骨盤は緩み切らせて初めて、元に戻っていく力が出る。それを怠ると、
次の身体の変わり目までずるずると不調が続いていくこともあります。

身体の変動期を否定的にではなく

身体の変動期を否定的にではなく、
調整期として能動的にとらえる事で生活も生き方も大きく変わってゆきます。
例えば、身体が「おばさん化」することは悪い事でしょうか？
骨盤が緩んでお尻がたるむという事は、身体の反応が少し鈍くなって、
楽になることでもあるのです。
身体が老いのプロセスを踏んでいく事は、省エネモードで生きられるようになる
という事です。

骨盤が縮んだり

骨盤が縮んだり、緩んだりするストロークが小さくなるということは、体力がなくなること
であると同時に、体力をあまり使わないで生きることが出来ることでもある。
食べる量も、身体の動きも、様々な記憶力も、若い頃に比べたら格段に減っていく。
けれど無駄に消費するエネルギーも減っていると考えれば、
それはむしろ健康で快適なことなのです。
特に、骨盤に過度な緊張があった方や、身体の反応が過敏過ぎて辛かったという方の場合、
若い時よりも骨盤の動きが安定し、かえって元気になる方もたくさんいます。